好きな英語を使って自分のキャリアを描いていく
現在の会社入社から半年程が経過する喜多里英さん。ディズニーワールド、カフェ、ホテルなどのサービス業を経験された喜多さんのご経験や初めてのIT業界の様子を伺いました。
喜多 里英さん
―幼少の頃から国際色豊かな家族に囲まれることで自然と海外を意識するようになる
私は英語を使う仕事をしたいと思い現在の会社に入社したのですが、なぜそう思うのかと考えてみると、私の幼少期にその答えがあるのだと思います。私の家族には海外赴任をしている人が多く、私の父も50年前に船でブラジルにいっていたような人なので、幼少の頃から海外や英語に接する機会が多かったのです。家の中では英語の洋楽、映画やドラマなどが流れており、日常に溶け込んでいる感じがしていました。そのような環境の中で私が海外を一番大きく意識したのが、中学校の英語の先生の存在でした。
その先生は日本人なのですが、英語の発音が良く流暢な英語を話すので、外国人教師がプログラムの一環で学校に来日された際も、他の先生とは異なりその外国人の先生たちと対等に会話をしている姿を見て「カッコいい、私ももっと本場の英語を学びたい」と思ったのです。その影響で高校でもオーストラリア、アメリカに留学をし、大学では大好きなディズニーインターナショナルカレッジプログラムに当選し、フロリダのディズニーワールドで働くこともできました。
―海外では英語を習得しただけではなく、様々なカルチャーショックも経験
ディズニーワールドで働いていた時の話ですが、学んだ英語が役に立たないという機会に直面しました。というのもディズニーワールドがあるフロリダには数多くのスペイン語圏の方が住んでおり、中南米からのお客さんも多かったため、スペイン語しか話せない方がいたのです。そのため観光客の人がスタッフである私を見つけて何か聞いているのですが、スペイン語なので理解ができないでいると、「なぜスペイン語ができないやつが働いているんだ!」と怒りだしたことがあります。アメリカは英語が共通語ですが、地域によってコミュニティが異なり、言語も異なることを改めて再認識する機会となりました。
また、その当時は同僚とハウスシェアをしていたのですが、国籍も異なるので様々なカルチャーショックを体験できました。これらの経験を通じてメンタルも強くなれたかなと思うので、今では全て良い思い出です(笑)。
―コロナ禍により仕事が減り、危機感を感じて現在のIT関連会社に入社
前職はホテルに勤務をしていたのですが、コロナ禍に突入したことで稼働が減ってしまい、ほとんど働いていない期間も長く経験しました。「これはいよいよ次のステップを考えた方が良い」と思った時に、IT未経験でも採用してもらえる可能性があるアレックスのことを知り、新たな挑戦をしようと入社しました。
―アレックスは風通しが良く、入社前研修も充実しているため未経験でも安心して働ける
アレックスには気さくな方ばかりいて、非常に居心地がいいです。社員の多くの方が海外留学などを経験されていることもあり、共通点があるのは会話をする際に非常に良いと思います。また入社前にITの研修があるので、ある程度の知識は事前に身に付きますし、そこで少し自信を付けることができてからプロジェクトに参画するので、安心して入ることができました。他の企業の方に弊社の研修について話すと「そこまでやってくれる会社はなかなか無いよ」と言っていただけます。
―業務では英語を使って外国人の上司とやり取りを行うため、自分がやりたかった仕事ができている
私の業務はアパレルブランド様の一次、二次サポートやユーザ様のPCのセットアップです。一次サポートでは、「原因は分からないがとにかく何とかしてほしい」というユーザ様の要望をヒアリングし、二次サポートでは、一次サポートで解決ができなかったことを改めて対応しています。またユーザ様の部署や権限によってPCの設定が異なるため、カスタマイズしてセットアップを行っています。
また現在はOffice365の切り替え作業をしていて、うまくいかないユーザ様もいらっしゃいますが、ユーザ様は個人単位ではなく、いつも決まった方からまとめてご連絡をいただけるので、日々コミュニケーションを重ねることでお互いのことを理解しながら業務できます。システムに障害が起きた際にブティックに行くこともあるのですが、その際に直接顔を見て対応をできるので、その点はこれまでの接客業で培ったコミュニケーションでうまく乗り切っています。職場環境としては常駐先のお客様は優しい方が多くて非常にやりやすい環境を作っていただいていると思います。
業界未経験で入社したので不安がありましが、周囲に優しい方が多いのは本当に助かっています。残業も1日にならすと30分程度なので苦にはならないですね。
そして一番良かったことは、お客様が外国籍の方なので英語でコミュニケーションを取れることですね。英語を使った仕事をしていきたいという思いでアレックスに入社をしたので、すごくやりがいを感じています。ただ苦戦する部分もまだまだあります。現在は英語を使った仕事という面では満足していますが、今後はもっとITの知識や技術を磨いて、「英語×IT」という弊社の人材像に近づいていければなと思っています。